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音楽と風景ブログ

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基礎から始める、プロのためのライティング (Commercial photo series)

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『基礎から始める、プロのための ライティング』

[はじめに] ライティングとはどういう意味を持つのか
[第1章] 照明光の種類と主な機材
光の性質と特性を理解する/タングステン・ハロゲン/ストロボ/蛍光灯/HMI
[第2章] 基礎編 ライティングの基本
光の方向をコントロールする
光の質をコントロールする
光の強さをコントロールする
作品作りのためのライティング
[第3章] ライティングを生かす測光のポイント
測光の基本
スティルライフ編
ポートレート編
[第4章] 1灯・2灯ライティングの完成
[第5章] 華麗なるプロのライティング
[第6章] ライティングに役立つ資料集

撮影のプロフェッショナルがどういう方法で撮影しているか、“種明かし”情報満載の本です。
初心者のためのライティングの本は数々出ていますが、プロの現場の情報をここまで明かした本は他にはないでしょう。
デジタルカメラ時代になって、「とりあえず撮影してPhotoshopで補正すればいい」という人もいますが、これはまったくのウソで、撮影時のライティングはフィルムでもデジタルでも同じようにたいせつです。

[第1章]
まず、「色温度」「人工光」、「タングステン」「ハロゲン」「ストロボ」「蛍光灯」「HMI(高輝度放電ランプ)」の基本的な説明から。
この内の「タングステン」「ハロゲン」というのは照明ランプのことで、「リファ」の説明などもあります。
また、「ストロボ」は、カメラに装着するストロボ(クリップオン、グリップ)ではなく、「コメット」「モノブロック」などの大光量ストロボです。
「蛍光灯」って、写真用には使わないと思っていたのですが、「キノフロ」が出て、最近はよく使われるようになっています。
「HMI(高輝度放電ランプ)」というのは、太陽光そのもののような光を得られるランプですが、これはアマチュアはほとんど使わないでしょう。

[第2章]
光の方向/質/強さについて、詳しい説明があります。
「直射光」「バウンス光」「ディフューズ光」について、イラストや写真でわかりやすく説明されています。
ここの説明を頭に入れて自分なりの実験をすることで、ライティングの基礎的なことはかなりのレベルまでマスターできるでしょう。
「ライティング」というのは、「光と影」のことで、あえて言えば「いかにきれいに影を残すか」ということになります。高級感のある写真は必ず影をきれいに残し、光と影のバランスを絶妙にとっています。
影を適度な柔らかさで残す――というのが基本です。あとは、用途によって影の濃さやハイライトの強さを変えたりして、目的のライティングを目指します。
この章の最後、「作品づくりのためのライティング」では光源の違いのほかに、光源からの距離も含めた説明があり、参考になります。黒いガラス瓶を使った5種類の実例と説明がわかりやすい(ダイレクト光、ディフューザー光の遠い場合/やや遠い場合/近い場合、アンブレラ光)。

[第3章]
測光技術の説明があります。
露出計を使って光量のバランスをつかむ方法を解説しています。
しかし、デジタルカメラの出現以降、「撮ってみる→チェックする→光源を調整する」が簡単にできるようになったので、露出計を使ってする必然性は少なくなってきています。
アマチュアレベルでは、露出計を使って測光することはほとんどないかも……(実際、わたしもしていません)。

[第4章]
ライトやストロボを2個以上使う方法を「多灯ライティング」と言いますが、この章では、2灯まで(+レフ板)のシンプルなライティングの説明をしています。
歯磨きチューブの質感を伝えるライティング、透明ボトルの透明感を際立たせるライティング、食品のシズル感を強調するライティング――バックライトのみ、メインライトのみ、レフ板あり/なしなどの“種明かし”がされています。
1灯、2灯をマスターして、その後、「この部分だけちょっとテカリが欲しい」「ここはもう少し濃いシャドウをつけたい」などの必要性で光源を増やしていくことになります。

[第5章]
「多灯ライティング」の華麗な実例の“種明かし”です。
一般的にライティングの難しいのは――透過物、反射物、女性の肌の質感などですが、この点について、豪華な実例と説明があります。
この章はチカラが入っています。「カネのかかった写真」というのはこういうものかと納得させられます。指輪ひとつ撮影するのに、5灯+白レフ+銀レフを立てて撮影しているイラストなどは、あらためてプロの手間のかけ方に驚かされます。

[第6章]
ライティング用語説明集、ライティング用品カタログなど。

ライティングの本としては決定版だと言えます。
わたしもこの本で勉強して、こんな料理写真を撮ってます。
うまく行ってるかな~?
『京都 上等なディナー』(メイツ出版 オフィス・クリオ著 ¥1,600)の78ページに採用されました。

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KonicaMinolta DiMageA2 28-200mm - 1/60 F5.6 ストロボ使用

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KonicaMinolta DiMageA2 28-200mm - 1/80 F6.3 ストロボ使用

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KonicaMinolta DiMageA2 28-200mm - 1/60 F5.0 ストロボ使用
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テーマ:実用書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/12/15(月) 19:08:01|
  2. 撮影技術
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上手に撮れるツボとワザ!デジタル一眼レフ (Gakken Camera Mook)

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馬場信幸氏のデジタルカメラの解説本です。
撮影の基本的なことから、デジタルカメラの構造、特性など──、得意のストロボの使い方、画像処理の基本などまで、盛りだくさんの内容です。
ソニー(旧ミノルタ)のレンズを「交換レンズ群は、世界一」と言い切るなど、やや片寄りが見られますが、初心者が基本的なことをもれなく押さえたい目的にピタリと合った本です。

「広めに撮ってあとからトリミング」「ポートレートは顔をセンターに置いて撮影、あとで頭の上部をトリミング」など、デジタルカメラならではのテクニックも紹介しています。豊富な作例でわかりやすい。
女性ポートレートで、脚を長く写すテクニックは参考になるな~。

馬場氏は「画素数は1000万でじゅうぶん。A3サイズぐらいまでなら不足はない。それ以上の画素数はトリミングを前提に使うための余裕の部分」という見解で、なるほど、こういう使い方もあるのかと納得。しかし、フィルムカメラ時代から20年以上撮影している者としてはどうしても違和感があるのも事実……。

また、「画質はJPEGノーマルでOK」というのも馬場氏の持論ですが、これはカメラの特性にもよるので、言い切れない。
トリミングするのが前提なら、最高画質のJPEGか、TIFF、RAWで保存するのが現実的です。気軽に大量に撮影する、という意味では「JPEGノーマル」でいいのかもしれませんが……。
ちなみに、シグマDP1は、JPEGとRAWの発色があまりにも違うので、JPEGでは使う気がしません。

用語説明が豊富で、「口径食」「バウンス」「スレーブ」などの基本的な意味を整理したい人には役に立つ情報が満載の本です。

テーマ:実用書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/11/22(土) 22:21:54|
  2. 撮影技術
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あなたにもできるプロワザ商品撮影 (玄光社MOOK)

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デジタルカメラで撮影することを基本としたライティングの解説本。

ビールのグラスの後ろ側に鏡を置いて透明感を出したり、カットグラスの両側に白ボードを立ててエッジを立たせたり、黒いボトルに反射光を入れて立体感を表現したり──。

真っ白/真っ黒な被写体をどう撮るか、ステンレスなどの反射する素材をどう撮るか──。ライティングによってがらりと商品の印象が変わる比較例なども。

一般的に、ライティング解説本に載っているセッティングは何万円もするライトを数本立てたり、ディフューザーやレフ板のセッティングも大層なものが多いのですが、この本はアマチュア向けにストロボ使用を基本に書いてあるのが嬉しいところ。

ごく基礎的なものですが、Photoshop を使ったレタッチについても書いています。

被写体は、小物が中心──グラス、ボトル、アクセサリ、時計、眼鏡、食器、それに料理や菓子もあります

テーマ:実用書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/11/22(土) 22:18:31|
  2. 撮影技術
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デジタル一眼レフストロボテクニック工夫とワザ! (Gakken Camera Mook)

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クリップオンストロボで、ディフューズやバウンスを使った、影のきれいな写真を撮ることを情熱的に語る馬場信幸氏の最新著書です。プロしか使わないような大げさなライティング機材は出てきません。手軽にアマチュアがきれいなライティングでポートレートを撮影する方法を解説しています。

著者のストロボ解説本は3冊目になるでしょうか。内容的には、今までの著書と大きく変わったところはないのですが、つい最近出たソニーの最新ストロボ(HVL-F58AM)を載せているところはさすがです。
被写体は、著者の好みなのでしょうけど、目の大きな派手な表情の女性モデルが中心。この表情が好みの分かれるところかも……。もうちょっとおとなしい表情の女性がいいかもしれない。
「市販ディフューザーの効果比較」が興味深い。日本の新聞カメラマンがよく使う「オムニバウンス」はほとんど効果がないことがわかります。いわゆる“買ってはいけない”ですね。わたしも同意見なので、持っていませんが、4,000円もすることを知り、ちょっとびっくり。外見は100円ショップにでもありそうな簡易なものです(何か特殊で緻密な加工でもしてるのか…)。
ちなみに、わたしのディフューズの方法は、ルミクエストの「ビッグバウンス」です。光量は3段分落ちますが、拡散効果は抜群です。光が外に漏れないので天井や壁の色カブリも心配ありません。屋外でも使えます。

本の内容で気になったこと──。
「クリップオンストロボのキャッチライト板は無用のパーツ」と書き、その理由として「斜め後方バウンスこそがいい」と説明しています。しかし、これは斜め後方に壁などの反射するものがある場合です。天井しかバウンスするものがない場合(教室程度以上の広さならこちらのほうが一般的でしょう)、ストロボは真上に向けます。キャッチライトを入れたい場合は「キャッチライト板」を使います。これがけっこう効果的で、被写体との距離がないと強すぎることもあるほどです。
わたしは、キャッチライト板を大きくした形の白いボードをベルクロテープで貼り付けて使ったりもします。結婚式の撮影などでは効果的です。

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  1. 2008/11/22(土) 22:05:05|
  2. 撮影技術
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Author:Nozomi
趣味:弦楽器、音楽、写真、外国語。
ギターは Acoustic Guitar Sanctuary(タク坂下デザイン)、Martin 0-18 1946、Santa Cruz 00 Model、河野賢、Jose Oribe、Gibson ES-175。
マンドリンは 中西、Grassland 。
ウクレレは占部。
カメラはミノルタ(ソニー)、コンタックス、シグマ、パナソニック。

E-mail:iknozomi@gmail.com

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